2015年6月アーカイブ

ここ数日の自民党若手議員の勉強会での問題が話題になっていますよね。

「マスコミを懲らしめるには広告収入をなくせばいい」とか「沖縄の2つの新聞社は絶対に潰さなあかん」とか、国会議員とは思えない発言の数々。
これをニュースで知ったときはあいた口塞がりませんでした・・・。
「沖縄の2つの新聞社は絶対に潰さなあかん」は園勉強会に呼ばれた作家の百田尚樹氏の発言だそうで、その後、雑談の中の冗談なんて言ったそうですが、またその数日後の講演会では、「前は冗談だったが、今は本気で潰さないとと思っている」と開き直った態度を取っているらしい。
こいつの本も必要ないんじゃないか?なんて思ってしまいます。

嫌な気分になるこの問題ですが、調剤業務に集中することにします!?

薬剤師が関与する医療安全としては、調剤過誤の防止や医薬品の適正使用推進といったことが挙げられます。現在、病院・診療所におけるヒヤリハットや医療事故の中で医薬品が関わるもの(メディケーションエラー)は全体の約半分と言われています。そのような背景もあり、2007年の第5次医療法改正により、病院、調剤薬局のいずれにおいても医薬品の安全使用のための責任者(以後、「医薬品安全管理責任者」)を置くように義務付けられ、病院においては主に薬剤部長が、調剤薬局においては管理薬剤師または薬局長が担うようになっています。この法改正により、医薬品に関わる事故における責任が、事故を起こした当事者だけでなく監督者としての医薬品安全管理責任者にもかかるようになりました。さらに病院内においては薬剤師が起こした調剤事故だけでなく、医師の処方、看護師の与薬などの時点における事故など、医薬品の使用における全ての時点、安全管理に関わること全てに責任を負うという点で画期的であり、逆に言えば薬剤師の負担が増加する要因にもなっています。

 

調剤薬局や病院薬剤部における医療安全の基礎

処方箋調剤を行う薬剤師として、まず初めに上司やプリセプターから教わるのは「取り違い防止」でしょう。外観や名称の類似した医薬品に注意する、複数の規格や濃度、剤形がある医薬品に注意することを学びます。さらに取り揃えに慣れたら、常用量や服用方法、相互作用、禁忌などの処方監査を学びます。処方監査も医療安全に貢献する行為と言えます。以前はここまでできるようになれば、調剤薬局や薬剤部における医療安全は合格点でした。しかし、現在における薬剤師の医療安全対策はこれだけでは不十分です。

 

調剤薬局や病院薬剤部における医療安全の進化

医薬品安全管理責任者の制度ができてから、医療安全に関する考え方もシフトしました。まず、医薬品安全管理責任者は医薬品を取り扱う職種すべてに教育を施す義務を負うようになりました。調剤薬局においては薬剤師だけでなく調剤事務に対しても、同様に病院においては医師、看護師などに対しても教育を行うようになりました。近年では、メディケーションエラーを防止するためには薬剤師の調剤行為だけに注意を払うのでは不十分と言われるようになりました。つまり、医師の処方時点における標準化されたプロトコール作成や、看護師の与薬手順の作成の作成、そしてこれらの遵守状況のチェックなどを組織横断的に行う必要があるとの認識が芽生え、医薬品安全管理責任者の指示のもと薬剤師がその業務に当たるようになっています。

 

これからの医療安全は患者さんの安全・健康を守ること

これからの時代の薬剤師が行う医療安全は、医薬品に関する事故だけでなく、副作用の防止や早期発見も含まれます。なぜならば、患者さんの視点では医療事故によって起こる健康被害も、副作用によって起こる健康被害もどちらも大同小異だからです。これからの薬剤師は副作用が発現しないように患者さんのモニタリングをこまめに実施したり、副作用防止のための支持療法を検討することも重要な業務の一つとなります。医療安全という視点は、ミス防止という視点から、患者さんへの健康被害の予防という大局的な見方へシフトしていくことでしょう。


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